OAフロアをリニューアルする際のポイント
OAフロアリニューアル時の検討ポイント
OAフロアをリニューアルする際の検討ポイントについて、ご説明致します。
OAフロアをリニューアルする際は、既設OAフロアの問題点を抽出し、その改善案を基に、OAフロアの仕様を検討しましょう。
こちらのページでは、OAフロアをリニューアルする際に、あらかじめ決めておきたいポイントについて、ご紹介致します。
OAフロアをリニューアルする際の検討ポイント
OAフロアをリニューアルする際に、あらかじめ決めておきたいポイントについて、ご説明致します。
OAフロアは、用途・耐荷重性能(耐えられる重さ)・構造・床上高(配線容量)等で、製品が分類されています。
また、仕上材(タイルカーペット)の有無や工事範囲によっても、工事内容や見積金額がかわってきます。
OAフロア業者に見積依頼する際は、下記の項目については、事前に決めておきましょう。
既設OAフロアの撤去・廃棄を見積に含めるかを決定する。
既設OAフロアの撤去・廃棄を工事範囲に含めるかを決めておきましょう。
既設OAフロアの撤去後に施工床面の下地処理を行います。
什器の移動・設置を見積に含めるかを決定する。
什器類の移動・設置(工事前後)を自社で行うか?業者へ依頼するか?を決めておきましょう。
OAフロアの用途を決定する。
OAフロアの主な用途別の種類は、下記の通りです。
- OAルーム用(一般的な事務所用)
- サーバールーム用
- クリーンルーム用
- その他
一般的な事務所向けのOAフロアで、書棚・書庫等の標準的な什器や複合機等を設置する場合に向いています。
コンピュータ室、機械室、サーバルーム等の重量機器を設置する場合に向いているOAフロアです。
半導体、薬品、精密機器、食品等の製造工場で主に使用される、清浄な空調空気を流通できるように考慮された特殊なOAフロアです。
その他用途のOAフロア
以上の用途別の種類から、自社の用途に合うOAフロアを決めておきましょう。
OAフロアの耐荷重性能を決定する。
OAフロアの耐荷重性能は、パネルがどのぐらいの重さにまで耐えられるかを、表している基準です。
OAフロアの耐荷重性能は、主に下記のように分類されています。
- 3000N仕様のOAフロア
- 4000N仕様のOAフロア
- 5000N仕様のOAフロア
一般的な事務所向けのOAフロアで、書棚・書庫等の標準的な什器を設置する場合に向いています。
大きな書棚や小規模なサーバー機器等の重量物を設置する場合に向いています。
コンピュータ室、機械室、サーバルーム等の重量機器を設置する場合に向いています。
以上の耐荷重性能の分類から、自社に合う耐荷重性能のOAフロアを決めておきましょう。
一般的な事務所の場合の耐荷重性能は、「3000Nか4000N仕様のOAフロア」が多く導入されています。
*耐荷重性能の判断が難しい場合は、OAフロアに載せる一番重い物(金庫除く)をご確認ください。仕様を決定する根拠になります。
OAフロアの床上高(配線容量)を決定する。
OAフロアの床上高(配線容量)は、一般的な事務所用では、現在、h=40mm~h=300mmのOAフロアが販売されています。
OAフロアの床上高を選ぶ際は、事務所の配線容量を基に検討します。
一般的な事務所の場合は、h=50mm~h93mmが標準的な床上高になります。
OAフロアの構造を決定する。
OAフロアの構造は、主に下記のように分類されています。
- 置敷式簡易OAフロア
- 床高調整式OAフロア
置敷式簡易OAフロアの素材は主にプラスチック製で、プラスチックのパネルと支柱が一体型タイプのOAフロアです。
他のOAフロアと比べて価格が安いですが、レベル調整(高さ調整)が出来ない為、床の状況で設置出来ない場合があります。
床高調整式OAフロアの素材は主に、コンクリートやスチール製です。
パネルと支柱を分離できるので、高さ調整が可能なOAフロアです。床下部分を自由に使える為、配線の変更・増設の自由度も高いことが特徴です。
一般的な事務所のOAフロアの構造は、上記の種類の中から、設置する床の状況や配線容量に応じて、選びましょう。
OAフロアの構造の選択について、判断が難しい場合は、工事場所の床の状況をご確認ください。
*置敷式簡易OAフロアは、床面の状況で設置できない場合がありますので、最終的にはOAフロア業者による現場確認が必要です。
仕上材(タイルカーペット)を含めるかを決定する。
一般的にOAフロア工事の場合は、OAフロアパネルの上に仕上材として、タイルカーペットを敷設致します。
工事範囲に仕上材(タイルカーペット)を含めるかを決めておきましょう。
工事時期を決定する。
工事のタイミングについては、通常業務に支障のない日程を調整しましょう。
*以上が、OAフロアをリニューアルする際に、あらかじめ決めておきたいポイントについてのご説明です。
OAフロアは、製品種類・設置環境・メンテナンス状況でかわってきますが、約15年という長期間使用できる設備です。
OAフロアの工事は、安心して、長く使い続ける為にも、専門業者へ見積・工事依頼しましょう。
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